そもそも勉強ってナンだ!?
こんにちは。ライレイレイン オフィシャル の ちひろ です。今日は『そもそも勉強とはナンだ!?』というテーマでお話しします。
- 「一生懸命やってはいるけど,なかなか成績が上がらない!」と悩んでいる人。
- 「そもそもどうやって『勉強』ってやるの?」と悩んでいる人。
- 「部活・習い事・プログラミング・会社経営など」が忙しい人。
1 勉強とは何か?
結論:“目標”と“自分の実力”との差を埋める作業
勉強とは,自分の目標(第1志望校やテストの点数・順位・偏差値など)と現在の自分の実力との『差を埋める作業』のことをいいます。そして,その作業は予習と復習によって成り立っています。図式すると次のようになります。
勉強=予習+復習
2 PREPARATION(予習)の仕方
結論:自分の弱点を発見する作業
予習とは,今までの知識を使って未知の問題を考えて論理的思考力を鍛えながら,自分の弱点を発見する作業です。考え抜いた結果,講義時間で一番何が知りたいのか?一番何が聴きたいのか?を明確にし,それをピンポイントで解決して復習につなげるための作業なのです。みなさんだって講義時間中ずーっと集中してるわけではないでしょ??(笑
既に習った範囲なら自分でやれるはずですから,既習範囲は必ず予習をして弱点を発見して講義で何をキキタイのかを明確にして下さい。「ここまでは分かるけど,ここからは分からない」というのを発見するのが予習です。
ちなみに,・・・
『問題を解く』には2つの意味があります。
- 『単純な問題を解く』ことで『覚えられているか?』をチェックする。
- 『難しい問題を解く』ことで『知識の使い方,組み合わせ方などの思考』を訓練する。
一問一答的な問題(たとえば大学受験英語で言えば,『ネクステージ』などの『知識便覧的』問題集)は,『知っているか?知らないか?』を炙り出すための道具です。この段階で悩んで時間を費やすのは得策ではありません。
3 REVIEW(復習)の仕方
結論:“できないこと”を“できること”に変える作業
★★ここが一番大事です!
復習とはなんでしょうか?
- 「出来ないことを出来るようにする作業」
- 「覚えていないものを覚える作業」
このように説明できるのではないでしょうか。
ほとんどの人が問題集を解いたら「正解に○をつけて不正解は赤で書き直す」だけ,だと思います。しかし,これは覚えるべき事項を洗い出す作業(=予習)をしただけに過ぎません。
ここからが復習となります。
- 「間違えた問題・解答を繰り返し何度も音読して覚える」という復習をすることで,二度と同じ問題を間違えないようにするのです。
では,復習とは具体的にどうすることを指すのでしょうか?そこで私は2つのことをオススメします。
- その場で見ながら30回唱え,目をつむって20回唱える。あとは思い出せるようになるまで繰り返し練習するだけ。もちろん自分風にアレンジしてください!
- 「暗記ノート」を作ることを提案します。
「暗記ノート」とは?
- ❶ 3冊100円で売っている薄いノート(1冊30枚 or それ未満)を買ってくる。あるいは,iPadなどのタブレットなどを活用する。pages や word にどんどん書き溜めていく。
- ❷ ★★ここが重要です!!書いてよい項目の数は1ページに1個まで!とにかく大きく書く!
暗記しやくするためのコツ。
- 『情報量を減らす』
- 『大きく書く』
スーパーマーケットや電化製品を売るお店の『広告』と『広辞苑』,どちらのほうが覚えやすいですか?
- ❸ ★★ここが重要です!! 色分けもしません!科目も分けもしません!テキスト,確認テスト,実力テスト,学校,塾,予備校,問題集なども一切分けません。
すべて1つのノートにまとめます。単純化された事項なら,ランダムに情報を覚えても,それらを整理整頓して記憶し,呼び起こすことができます!
- ❹ 毎日1冊音読して毎週・テスト前に全てを音読して書いて弱点を潰すようにする。
- ❺ ノートは左から読んで,終わったら右に置く。新しく作ったノートは一番右に置いていく。iPadとかなら,新しいファイルはどんどん上や下にいくようにすればOKです。
もちろん自分風にアレンジしてください!
予習と復習はどちらが大事か?
成績が順調(河合塾の全統模試偏差値65以上)という条件なら高3の夏前くらいまでは圧倒的に『復習』です。
偏差値が65未満なら,高3の秋くらいまでは絶対的に『復習』が重要です。
復習をたくさんやって,暗記量が増えると予習の時間が減ります。
みなさんも経験あるでしょ?同じ単語を何回も調べていること。
『これ,何回目!?あ〜まただ!も〜!本当,イヤ!』
復習の方に時間をかけると,徐々に調べるものが減っていきます。そうすると予習の効率が上がります。
悩んだときは『復習』を優先してください!
そもそも模試ってナンだ!?
1 心構え
テストとは,弱点発見の作業と認識されたい
- 模試とは,実戦力を鍛えつつ,潰すべき弱点を発見する道具である
- しかし,準備は必要!特に塾生はテキストをしっかりと復習する ➡︎ 復習:❶ 全訳ができる ❷ 論理的に説明できる ❸ 論理展開が指摘できる
- 前回の模試も復習して,同じ間違いを防ぐ
2 模試・テストの受け方
弱点の克服の復習がしやすくなるように受験されたい!
- 分からないところには『?』マークを付ける。
- 自分の考え方をチョー雑でいいから簡単にメモをする。
- 長文で読めない箇所にunderlineを付ける。
3 復習の仕方
復習とは,理解と暗記をすることと認識されたい!
- 必ず当日か翌日までに復習ノートを作成し,間違えた英文と和訳,覚えたい文法事項や単語を大きくまとめる。(上記の暗記ノート!)
- 文法は和訳をして,解く順番すなわち必然性を理解して暗記。
- 長文は単語と文法,SVOC,和訳,要旨,論理,設問をチェック。
わたしはいつも思うことがあります。模試が終わった後,なぜみんなわーっとエレベーターが階段に殺到するのだろう。
どうせボーッと立って待っているだけじゃないですか?
だったら,人が減るまで「席に残って,渡された解答・解説(河合塾なら『手引き』)を読んで,チェック」しちゃえば,そこで復習できますよね。
『模試の復習』って勉強のスケジュール的に考えると『イレギュラー』だから,学校の勉強に影響するし,塾・予備校の勉強に影響するわけですね。だったら,できる限り,復習の負担を減らすことが大切です。
★ 復習の『効率化』について
- 原因・理由を書き出す。
- 対策を書き出す。
僕が8月以降,みなさんに必ず伝えているのが,『模試の間違いの分析』です。
全部の問題を復習しようと思ってはいけません。『間違えた問題』の中で,『あれ?なんで?』と思った問題に限定します。じゃないと,他の科目の復習もできなくなります。
みんなに書いてもらうと,たいてい次のように『原因・理由』を書いてきます。
・知らなかった。 ・勘違いだった。 ・試験中は浮かばなかったけど,家でやったらほぼ全部できた。
『知らなかった』問題について。
➡︎ 覚えよう。(笑)
これは簡単。その場で30回くらい音読しましょう。あるいは,単語帳の中に書き込むなどして,毎日の学習の中に組み込むのがよいのでしょう。
【英単語 覚え方】中高大学受験・資格試験【徹底解説】英単語の覚え方のおすすめ,英単語の覚え方について中学生だけではなく,高校生や小学生にも役立つような…
『勘違い』問題について。
➡︎ 何と何を勘違いしたの?
まずは『原因・理由』です。
- 何と何を勘違いした?
- どう勘違いしたの?
次は,『対策』です。
- じゃあ,どうやったらその勘違いはなくなるの?
- どうやったら初見の文章でそのことに気付けるの?
そうやってスローガンを作っていくことが大切!
たとえば,僕がいつも講義の中で言っていること,あるいは『SVOC The Workbook』でも書いていることですが,『カンマを見たら,並列・説明を疑え!』。このように, できる限り,全てに共通する要素を抽出し,初見の文章で使えるようなスローガンを設定する。これが最重要です。 間違えた問題をこうやって分析していくとわかるんですね。
【英語リスニング】勉強法・コツ【共通テスト対策】今回は英語のリスニング 勉強法です。いまでは小学生も相当リスニング力が問われるようになってきています。留学を意識する中学生・高校生・大学生やMBAなどを目指す社会人のみなさんなら,TOEFLなどが必要になりますよね。『共通テスト』のリスニングについても解説します。
リスニングも同じです。
- 短い英文を聞く。(なるべく短いもの)
- 英文を書き出す。(何回聞いても,何回止めてもOK。)
- チェックする。(聞き取りづらい表現をメモして,弱点集をつくる)
- スピーチコンテストに出場するつもりで音読する。(完コピを目指す。上手い下手は気にしない。最も重要なことは恥ずかしがらない。 完コピ。)
- もう一度聞いて完全にストーリーを追いかけられるか?(話の流れを見失わないか(聞き失わないか)をチェックする。 )
- 失うなら,もう一度『読んで訳をチェック』『スピーチ練習』をする。そして『聞き直す』。うまくいくなら次のステップへ。
- まだダメだったら,3に戻る。つまり,『読んで訳をチェック』,『スピーチ練習』をする。そして『聞き直す』を繰り返す。
- OKだったら次に進む。
- 失うなら,もう一度『読んで訳をチェック』『スピーチ練習』をする。そして『聞き直す』。うまくいくなら次のステップへ。
- できれば,同じテーマのもの(できれば長いもの)をYouTubeなどで探すのがよいかな。いまは分野別の教材が音声付きでありますので,そういうのを買っていくといいですね。Kindleなどならいろいろストックできます。でも,基本は無料で聞けますよ。
『家でやったらほぼ全部できた』問題について
➡︎ それはなぜか?
これ,本当に多いですね。しっかりと考えましょう。
- 『なぜ試験中に思い出せなかったんだろうか?』
- 『なぜ試験中にできなかったんだろうか?』
考えられる原因は,たいてい次のようなものでしょう。
- 『時間のプレッシャーに負けた』
- 『思い出すための手順を考えていなかった』
2つ目は簡単です。先ほど述べた『何を見たら何を思い出すべきか?』というスローガンを作っていくことで解決できていきます。1つ目の原因は,まだ深掘りできそうですね。
- 『なぜ時間のプレッシャーに負けたのだろうか?』
- 『本当に時間のプレッシャーが原因だろうか?別の原因は考えられないだろうか?』
まず,『時間配分』の問題ですね。これも学年や状況やみなさんの個性によって変わります。『切る勇気』も重要になっていきます。ここをしっかり自問自答して欲しいと思います。
もしこの記事をチューターやアドバイザーの方が読んでいらしたら,こういう点を突き詰めていってあげてください。
4 活かし方
繰り返し音読をして記憶をリフレッシュされたい!
- 毎週復習日(例えば日曜日の午前)を設けて,先ほど作成したノートを全冊音読する時間を設ける。
- 文法書や文法問題集に手引きの解説を貼付ける。(スマホで写真を撮ってクラウドで管理でもOK)
- 長文の段落解説を単語帳に貼付ける。(スマホで写真を撮ってクラウドで管理でもOK)
- 忘れる前に覚え直す作業を入れる。
【朗報】早めの暗記は超効率化への一歩【自動で復習】
結論:暗記はとにかく早めに手をつけていきましょう。
ポイントは3つあります。
1つ目です。
『暗記』を早めにすると『理解するスピードが上がる』
『暗記分野』っていうのは『考えても出てこない内容』だったりします。『理解の前提』にもなりますので,『覚えていないと勉強効率が下がる』んですね。
2つ目です。
『暗記』を早めにすると『周りの環境が勝手に復習のスケジュールを組んでくれる』
『暗記分野』と言うのは重要事項であったりすることが多いので,学校の小テストや定期テスト,予備校の模擬試験の基本問題としてよく出題されます。
『暗記』を早めにしておくと『復習する機会』を『環境』が『勝手に用意してくれる』ので,いちいち自分で計画を立ててやらなくていいんですね。
しかも『重要項目』は,『重要』なので『繰り返し』出題されます。どんどんと『回数』を確保することができ『暗記の定着』がどんどん強化されていきます。
これ,やっぱりスゴイ楽になるんです。だから暗記は早めにやっておくべきと言うことになりますね。
3つ目です。
『暗記』を早めにすると『点数が安定して伸びやすくなる』
『暗記項目』というのは,もちろん全部ではありませんが,『考えても無駄』である場合が多いです。
そうすると『知っているか,知らないか』の問題は,『どんどん早く問題が解ける』ようになりますよね。
その結果,どうなるか?というと・・・・
残る時間が増えるので『応用問題にもかける時間が増えていく』のです。そうすることによって全体的に点数が上がっていくというカラクリです。
だから!!
暗記を後回しにするのはやめましょう!『やらない』のは最低です。毎回の定期試験のための一夜漬けでもなんでもいいです。とにかく『覚える努力』だけは続けて下さい。
そもそも授業ってどう受ける?
1 授業・講義の重要性 ➖ 授業の受け方,総点検 ➖
高校生は多くの時間を学校で過ごしますね。だから,学校の授業もとても大切で,しっかり予習復習が大切なんです!
2 授業・講義の予習 ➖ キキタイコトの発見 ➖
で,予習とは,既存の知識で未知の問題を考えて論理的思考力を鍛えながら,自分の弱点を発見する作業です。講義で何をキキタイのかを明確にして下さい。「ここまではわかるけど,ここからは分からない。」を発見するのが予習です。Readingの授業であれば,ノートの右側に英文,左側に和訳をする。さらに英文には構造CHECKをする。そうやって分からないところを発見する!
3 授業中・講義中 ➖ なぜそうなるの?必然性の探求 ➖
しかし,なかなか高校の授業は非常に重要な視点が抜けてしまっているように感じます。それは「必然性を考える」ということです。同じ英文で同じ問題が出る可能性は,無いとはいいませんが,非常に小さいですね。つまり,私たちが学ぶべきコトは,未知の問題に出会ったときに,どうやってアプローチするのか?そのアプローチの根拠は何か?どうしてそう考えなければいけないのか?どうすれば読めたのか?ということです。そういう問題意識で授業を受けることが本質的な力を伸ばすんですね!
4 授業・講義の復習 ➖ デキナイコトをデキルコトに ➖
この復習というのがみなさんの「最も力のつくとき」だって知っていましたか?できないことを出来るようにする作業,知らなかった知識を覚える作業,これが復習の定義です。単に○×つけて,赤で直して満足している人,いませんか?どうせまた同じところで間違えますよ(笑)理由は簡単。覚えてないから!講義で学んだ知識を徹底的に理解して暗記。テキストとノートには覚えるべき知識がいっぱいですよね。
5 すぐにやってくる入試 ➖ 定期的に本番レベルに触れる ➖
入試まで時間がない!実感ないでしょ???けど,よく考えてみて下さい!
6 ○○年生になすべきコトとは?
○○年生にやるべきコトなど実は何もない。
大学受験に合格に必要なことは何か?を逆算することによって明らかになる課題しかないのである。
では,今の自分は何をすべきか?
- 文系か理系か?
- 国公立か私立か?
- まずどこの大学,どこの学部を受けるか?
- どの科目が必要か?
高1から高3の1月共通テストまで約18ヶ月。英語だけでもやることはたくさんある。
- 単語
- 文法
- 解釈
- 長文
- リスニング
- 作文
- エッセイライティング
- スピーキング
さらに単純に1分野3ヶ月とみて15ヶ月。
しかし,これだけではない。
- 数学ⅠA,数学ⅡB,数学Ⅲ,
- 現代文,古文,漢文,
- 物理,化学,生物,地学,
- 世界史,日本史,地理,政治経済,倫理,現代社会。
このうち4つ以上は英語以外にやる必要があるだろう。とすると,今自分がやるべきことが見えるはず。
では,具体的には?
次の記事には学習のスケジュールもありますので参考にしてください。
本当に東大京大医学部早慶現役合格したいなら,
- 国公立文系なら英数現代文
- 国公立理系なら英数化
→ 高2終了時点で中上位私立大学合格レベル(滑り止め)に達していないといけない。
- 私立文系なら英と国or社
- 私立理系ならやはり英数
→ 高2終了時点で中位私立大学合格レベル(滑り止め)に達していないといけない。
驚いた人もいるだろう。逃げ出したい人もいるだろう。しかし,諦めるにはまだ早い。
『今から』巻き返せばよいのだ。目の前の課題を泣きながらでもやる。辛くてもやる。今の自分から違う自分になるには,自己否定の連続になることもある。
僕が厳しいのではない。現実が厳しいのだ。
だからこそ,なるべく楽しくなる方法を,成績が上がる方法を紹介しよう。しかし,それを吸収するのは他の誰でもない自分自身なのである。
逆算した結果から見える目標?
1.文法の完成を目指されたい
(1)順調な人は・・・?
① 根拠・必然性を徹底的に考えながら問題を解き続ける。
② しかし,分かった気になっているのが一番怖い。だから,どこかで基礎的なことを確認する時間が必要だろう。例えば春期・夏期・冬期講習などを利用されたい。
(2)順調でない人は・・・?
① 順調じゃないどころか『受験英語』が『苦手』なら,中学レベルから徹底して弱点・問題点を洗い出すべき。
できる限り早く弱点を潰さないと長文や作文などに手が回らないまま受験を迎えることになる。
② 予復習しながら講義を受け,基礎的な参考書を使って学習する必要がある。学校からの教材などを一生懸命解くことも大事。
③ 間違えた問題は,英文と解き方を音読して丸ごと覚えてしまう。間違えた問題の英文を例文として覚えてしまう。
2.長文に備えて単語を必死に覚えられたい
早慶上智に必要な単語力 → 英検準1級の基礎レベル
(1)英単語を1つの科目として捉えられたい
① 高1でセンター試験120点レベルの単語を入れないと,長文の学習ができない。つまり,単語調べだけで終わってしまうのだ。
② 電車の中などでちょこちょこやるだけでは合格レベルには達しない。単語を覚えたりするのが苦手だという人には以下の方法をお薦めする。しかし,あくまで参考に。
(2)具体的方法(高校1年生の場合)(高2,高3ならこれを倍ぐらいのスピードにする)
→ ただし,自分の志望大学・志望学部・志望学科に合わせること!
①春期(暗記)
やれるだけやる(例:1日10個で1〜200ぐらいまで)
②1学期(復習)
春期にやった分を完璧になるまで毎日復習する(毎日1〜200を復習)もちろん,完璧に覚えたら先に進んで構わない。しかし,学校の教科書の単語やテキスト,模試の単語もあるので,単語帳だけの数はこれくらいだけでも結構大変だったりする。
③夏期(暗記)
毎日春期の分も確認しながら,新たな単語を覚える。(1日10個で201~500)
④2学期(復習)
春期と夏期にやった分を完璧になるまで毎日復習する(毎日1〜500を復習)
⑤冬期(暗記)
毎日春期と夏期の分も確認しながら,新たな単語を覚える。(1日10個501〜700)
⑥3学期(復習)
春期と夏期と冬期にやった分を完璧になるまで毎日復習する(毎日1〜700を復習)
2倍にすれば,1500個前後の単語を1年で完璧にすることが出来る。しかし,これだけでも完璧にやろうと思うと,実は「時間が全く足りない」ということがわかるだろう。
→ 繰り返しますが,自分の志望大学・志望学部・志望学科に合わせること!
3.長文に備えて精読・解釈をされたい
(1) 長文=短い文の積み重ね
① 短い文が読めないのにどうして長い文が読めるのか?精読は文法・単語と長文をつなぐ重要な作業である。SVOCを駆使して徹底して構造にこだわって読む。
② 高1などの早い段階からテキストの毎講の長文すべてにSVOC構造・品詞をメモして講義に臨んでほしい。
(2) なんとなくわかる=なんとなくしか分かっていない
① 単語だけ読みつないで「なんとなくわかる」という人は多くいる。しかし,それは小学生でも同じ。単語リストを渡せば誰でも「なんとなくわかる」もの。
② 「精読しても時間内に終わらないから,速読をしなくてはならない」と言う人も多くいる。しかし,「精読も出来ない人が英文を速く読むのは,単にもの凄いスピードで間違えているだけ」である。「凄いスピードで精読できるように鍛え上げる」ことが目標なのである。
4.長文は「文法・単語・解釈の融合」と認識されたい
① 中文・長文を利用しながら,この「融合」を練習していくこととなる。「文法・単語・精読」のどれが足りないかを発見する作業が基礎レベルの学習テーマとなるだろう。
② 次に,この「融合」を「融合」たらしめるものは「論理」である。「論展開を徹底的に考えながら読む」ことをする必要がある。
→ 自分の志望大学・志望学部・志望学科に合わせること!
5.英作文は「覚えて吐き出す」と認識されたい
(1) 『その場で考えて生み出す』のではなくて『覚えている表現を組み合わせる』
① 作文学習で和英辞書を使いすぎない。
極端なことを言えば,使わなくてもよい。わからないものを調べまくってもあまり意味はない。だったら,『さらっと書いたもの』をチェックして『リライト』すべき!納得するまでリライトせよ!
② 見たことも聞いたことも読んだこともない表現を勝手に生み出さない。
極力,学校の教科書などで見たことがある表現だけを使おう。
③ 日本語をそのまま英単語に置き換えない。
英語と日本語は別の言語である。表現に対する考え方が重なる部分もあれば,まったく異なる場合もある。でも,どうしても苦手で時間がかかる人は7割を目標にして『英作文を整序問題に変えてしまう』のがよいでしょう。
(2) ひたすら『音読』+『リライト』をしながら暗記して,正確に吐き出す
① 事前にそのテーマにおいて覚えるべき表現を覚えておく。
② 教科書・テキストで復習の時に「覚えたい文ベスト3」を上げて,1つでもよいから覚える。
③ あとは,定期的に書く練習をする。
→ ただし,自分の志望大学・志望学部・志望学科に合わせること!
今日はここまでです。