【超効率暗記!】inform関連(8個)【of/that/to do】

ENGLISH WORK

こんにちは。ライレイレイン オフィシャル の ちひろ です。

動詞8個の語法を一覧して超効率的に覚えましょう。

いつも講義で話している “WANICRIP” です。もう聞き飽きましたかね?いいんです。そこからスタートです。もう飽きた!っていってからあと100回!

○ inform 人 of 物「(人)に(物)を知らせる」

○ inform 人 that節「(人)にthat … と知らせる」

× inform  to do()に…するよう知らせる」

inform の後ろはややこしいですね。A of Bとかthat節とか。でも,表を1つ作って覚えましょう。苦手な人は「まずは絶対これを覚えて!」という1個をお伝えします。

ポイントは2つ+1です。

  • WANICRIP(ワニクリップ)で一発攻略。
  • 母音で始まる単語がポイント!
  • おまけ:「関連」の前置詞 of / about / on

WANICRIP(ワニクリップ)で一発攻略。

● 第4文型になりそうでならない動詞 WANICRIP ワニクリップ

動詞人 of 物of that節人 to do意味
Wwarn
ウォーン
/wɔːrn/
人に…を警告する
Aassure
アシュア
/əʃʊ́ər/
×人に…を保証する
Nnotify
ノゥティファイ
/nóʊtəfàɪ/
人に…を知らせる
Iinstruct
インストラクト
/ɪnstrʌ́kt/
×人に…を指図する
Cconvince
カンヴィンス
/kənvɪ́ns/
人に…を確信させる
Rremind
リマインド
/rimáɪnd/
人に…を思い出させる
Iinform
インフォーム
/ɪnfɔ́ːrm/
×人に…を知らせる
Ppersuade
パスウェイド
/pərswéɪd/
人に…を納得させる
完璧に再現できるように何度も音読して覚えましょう!
instruct と inform,もちろん順番はどちらでもよいです。語法を間違えないように。
ちなみに,紙などをまとめるクリップは clip です。L ですよ。

これ,問題集では「第4文型になりそうでならない動詞」などと言われます。しかし,「人 that節」は第4文型に見えるわけです。でも,これ,of が省略されているんですよね。

理由ですか?私には難しいですね。「of that で of が弱音化した」(?)「ofもthatも内容説明するために機能する語だから競合して共起しない」(?)などと聞いたことや読んだことがあります。

私のリサーチ不足です。もっと勉強して,何か分かり次第,更新しますね。でも,受験生のみんなが大学で勉強したら,先に分かりそうですね。わかったら教えて下さい。あたかも「500年前から知っている」ふうに講義でしゃべります(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)V

今回とは,ちょっとずれるんですが,形容詞+前置詞+wh疑問節 に関してならば,以下の論文が役立ちました。しかし,受験生のみんなは大学生になったら読めばイイと思います。

… 名詞句であれば前置詞が義務的であるような環境に wh 節が生じるとき,前置詞の生起が随意的であることは,Ross(1973)が提唱する“Nouniness(名詞性)”を想起させる。 文法範疇は連続的なものであり,すべての範疇が等しく名詞の性質を示すわけではないとしている。Ross が「名詞性」を表す統語テストの一つとして取り上げているのが「前置詞の省略」が可能であるかどうかである。

阿戸昌彦(2017)「「形容詞+前置詞+wh疑問節」における前置詞の出現( fulltext )」『東京学芸大学紀要. 人文社会科学系. I』, 東京学芸大学学術情報委員会, 68: 85-96 P.93
http://hdl.handle.net/2309/146870

こういう紀要が web上にあるんだから,イイ時代ですね。

母音で始まる単語がポイント!

ここが最大のポイントです!

  • assure    人 of 物 / 人 that節 / 人 to do
  • instruct  人 of 物 / 人 that節 / 人 to do
  • inform    人 of 物 / 人 that節 / 人 to do

これは偶然です。なんの根拠も一般的法則もありません。

しかし!受験生の本音!とにかくまずは覚えたい!ワケです。僕の学生時代の悩み。先生たちも問題集も「暗記してはだめだ!理解だ!」って声高に唱えるじゃないですか。

でも,テストで出来ないと「なんでちゃんと覚えていないんだ!」って言われる。。。「マジで?マジか?覚えんの?あれ?」ってなりませんでした?

で,僕は「暗記とかマジ,ダサくね?」っていいながら,暗記が面倒くさいのを「理解重視」という言葉でゴマかして,「暗記」から逃げたワケですね。

そうすると,どうなるか?ヤバイやつが出来上がります。昔の僕です。

授業でも先生の言っていることは楽勝にわかる。参考書を読んでもOK。だって理解してるもん。だから,徐々にナメてしまう。でも,テストになるとできない。でもでも,すでに頭の中には,いや心の底には「暗記は低俗」「理解は高尚」という考え方が前提としてある。だから,現実のテストの点数から逃げていく。で,結局,虚勢を張る。最終的には,その自信もなくなる。そして,自分を責める。で,さらに…

涙,出てきた。

もうこれでやめます。あえて極端な言い方をいますが,受験英語において,受験生にとっては理屈も論理もすべて「暗記のためのツール」に過ぎません。小学校や中学校で円すいの体積の話をするときに,「積分できちんと理解しなければ覚えるべきではない」って考えなかったですよね。少なくとも僕はそうでした。そもそも円柱の体積の求め方もやばかった。いや,小6の10月まで「九九」ができなかったので。。。なのに,高校生になって変にこだわり始めたんですよね。何事もバランスです。また,この話は別でします。

注意:もちろん,暗記重視の姿勢は,基本知識の習得段階においてですよ。長文読解などは暗記した知識の組み合わせですから。そのためには理解や理屈,論理が必要です。

だいぶ脱線しました。入試でよく出題される単語のassure, instruct, inform,母音で始まる単語にだけ語法に制限がある!と覚える。これであっという間に覚えられます。

繰り返しますね。A,I,I のように母音で始まる単語は,使えないカタチがあるんです。高校生のときに,これ,自分でつくって天才だと思い込んでいました。幼かったですね。でも,結構 “即効性” あると思いますよ。

  • assure    人 of 物 / 人 that節 / 人 to do
  • instruct  人 of 物 / 人 that節 / 人 to do
  • inform    人 of 物 / 人 that節 / 人 to do

assure は 人 to do が存在しません。

また,instruct は人 of 物 が存在しません。

そして,informは人 to do が存在しません。

どうしても無理!っていう人は,inform だけでいいから覚えましょう!

ちなみに,inform A of B の of は about ではダメですか?という質問を受けますが,about も使われます。

おまけ:「に関して;に関する」の意味の前置詞

これだけでも独立した記事になりますね。

「に関して;に関する」の意味の前置詞っていろいろありますが,受験生が覚えておくべき基本レベルのベスト3 は of / about / on だと思います。

  • of のイメージ ・・・ 全体のなかの一部分
  • about のイメージ・・・周辺を取り囲む(だから,around の意味を持つ)
  • on のイメージ・・・接触
講義でいつも書いている図の簡略版です。

私,高校1年から2年にかけて,大西泰斗先生の著作(当時書店ですぐに手に入ったのは5〜6冊くらい?かな。ネイティブスピーカーの … シリーズなど)を読みました。ずっと読み返しました。衝撃でした。面白かったです。

さらに,2006年(だったかな)から田中茂範先生のNHK講座,その後は「表現英文法」を読みました。この前置詞の話も,先生方のおかげです。

受験生のみんなからもご質問もいただいておりましたので,どこかで「本」の話もしますね。

脱線,ごめんなさい。余裕がある人は,さらに say / tell / speak / talk の語法もセットで覚えるとイイでしょう。基本の語法は「秒」で覚えられます。これも別の記事で話します。

最後に…

   問題を解いてみましょう。

      inform 関連のチェックテスト

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