【必見】参考書の学習スケジュール【悩み解決】

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こんにちは。ライレイレイン オフィシャル の ちひろ です。いままでのものではちょっとわかりづらいと思いましたので,今日は,参考書の進め方+α を別に取り上げてお話しします。

まず結論からです。次の表は,基本的には学年は関係ありません。高3の夏くらいだと,他の科目とのバランスをとりながら進めていくことになります。一人一人で状況が違ったりしますので,困ったときは質問にきてください。

文法と解釈について解説していきますが,前提として必ず『単語学習』を同時並行させましょう!

□■□■ 文法系 □■□■□■□■□■
1. 中学レベル・基礎確立系問題集
『これでわかる英文法中1〜3』(とくに英文法の用語に苦手意識がある人にはオススメです。https://lielaylain.co.jp/2020/05/09/books-grammar-basic/)▶︎文英堂『これでわかる英文法中1〜3』は一気に最後までやると良いでしょう。文理『ハイクラス徹底問題集中3英語』はこのあと3にでてきます。
2. <読解準備用教材>
・『SVOC The Workbook
▶︎ SVOCや文型の使い方の練習ができます。かなり細かい知識も伝えています。ぜひご活用ください。
・当ブログ『lielaylain_official ちひろ塾』
・YouTubeチャンネル(準備中)
▶︎『動詞の語法や変化』については,この『ブログ』や『YouTubeチャンネル』はかなり『覚えやすくなる』ように頑張って作っています!
▶︎ 次の 3〜7は『文法分野別/単元別にやる』と効率的です。8はその後です。
3. 解説系参考書
成川の「なぜ」がわかる英文法の授業 (大学受験Nシリーズ)
or
山口俊治 英文法講義の実況中継⑴⑵』
4. 修行系問題集
ハイクラス徹底問題集中3英語
5. 4択系問題集(どれか1冊)
▶︎学校から渡されているものがあるなら,下記以外のものでもOK!
❶『Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服』(https://amzn.to/30G1R3S
❷『全解説頻出英文法・語法問題1000』(https://amzn.to/2UHGpYw
❸『英文法・語法 Vintage 3rd Edition』(https://amzn.to/3d1NUji)      など
6. 受験用文法書系(どれか1冊)
▶︎学校から渡されているものがあるなら,下記以外のものでもOK!
❶『総合英語エバーグリーン』(https://amzn.to/2B3Nuf6
❷『総合英語One~使える英語が身につく新しいアプローチの英文法書』(https://amzn.to/2UInkWi
❸『徹底例解ロイヤル英文法 改訂新版』(https://amzn.to/3e3GKwg
7. 認知言語学系
❶『一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法』(https://amzn.to/3hkPFM5
or
❷『ハートで感じる英文法 決定版』(https://amzn.to/3eV3gqZ
8. 正誤問題系
➡︎ 基本的には文法学習が1,2周した後です。ハイパー順調な高3生はゴールデンウィーク,順調な高3生は夏休み。多くの受験生は11月とか共通テスト終了後という場合もあるでしょう。自分の担当の先生に相談して決めてください。
❶『スーパー講義英文法・語法正誤問題』(https://amzn.to/3hreQfW
❷『大学入試 早稲田・慶應・上智 直前講習 英文法・語法 正誤問題』(https://amzn.to/2B5h0Bi
❸『英文法・語法良問500+4技能 誤文訂正編』(https://amzn.to/37uxCi4

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□■□■ 解釈・読解系 □■□■□■□■□■
余裕のある人は単語・文法学習と『同時』に始めましょう。
余裕がない人は文法・単語学習が『3分の1』くらい進んだところで『読解』を始めましょう。単語・文法がわからない状態で長文を勉強しても解説を理解するのにめちゃくちゃ時間がかかってしまいます。
解釈・長文系読解準備用教材>
・『SVOC The Workbook
▶︎ 下記の参考書の下準備になります。文型と品詞の知識を最大限に活用して,分詞構文や特殊構文の理解の仕方などが詳しく書かれています。
➡︎『SVOC The Workbook』のあとは1種類でOK!文系で『英語』で戦いたいという人は『❶か❷』を終えたら『❸』へ進む。
❶『登木健司 難関大英語長文講義の実況中継シリーズ』(https://amzn.to/3hkQq7Thttps://amzn.to/3d0SKxa
❷『英文解釈教室<新装版>』(https://amzn.to/2MY897c
❸『英文読解の透視図』(https://amzn.to/2B97pZX
❹ 最後は,過去問でOKです。
必ず『単語学習』は同時並行させよう!

ポイント1:大学受験用の『文法学習』は『分野別・単元別』がオススメ。

《不定詞》を学習したら,次の参考書・問題集も《不定詞》,というように単元別に進めることで,入試の典型的なパターンを習得する!集中的に『得意分野』を増やすべし!『一点突破・全面展開』的に進めよ!

  • 『これでわかる英文法中1〜3』などの超基礎のものは『一気に全部を終わらせる』
  • 中3くらいまでの知識があれば,同じ分野・単元ごとにすすめていく

同じ分野/同じ単元で進めていくと,受験英語の典型問題が自然と分かります。また,別の本で同じ問題が出てきたりすると,同じ本で見直すよりも記憶が強化されることが多いと思います。

学校が丁寧に文法の授業をやってくれている人や,塾などに通っている人は,1冊の問題集に絞って先生の解説を何回も聞いて学習するスタイルでもOKだと思います。

しかし,次のような人には『分野別・単元別学習』はかなり効果的です。

  • 何回やってもデキるようにならないと悩んでいる人
  • いろいろ事情で独学でやらなければならない人

文法学習も分野ごと・単元別にやることで『得意分野を増やすことが大事です。勉強が苦手だった僕は,まずは1分野を得意にできたときに自信が持てるようになりました。

ポイント2:余裕のある人を除いて,いきなり長文問題集を始めるのは避けよう。

『単語・文法の知識』が増えてきたら,まずは『解釈』を丁寧にやっていこう!『解釈』は『単語・文法』の知識を『読解』用の知識に変換する作業です。解釈をどうやって始めたらいいかわからない!という人は,自分のコンテンツで申し訳ないですが,『SVOC The Workbook』をやってみてください。文法や単語の知識の使い方に焦点を当てています。

ポイント3:ある程度『単語・文法』の知識がある人は最初から『単語・文法』と『解釈』を並行で学習してもよいでしょう。

しかし,それほど『単語・文法』の知識がないという人は,『文法』が3分の1〜2分の1くらい進んだら『解釈』を並行させましょう。

こういうのは学習状況によってだいぶ変わります。他の科目とのバランスも大事です。こまったら,自分の担当の先生と相談しながら決めていきましょう!

超理想的な理系上位生の学習スケジュール

次の表は,『超理想的な理系上位生の学習スケジュール』ってかんじのものです。この表をもとに文系の人は国語・社会などに置き換えて考えてみましょう。

中3高1高2高3
英語(文法中心)英語(文法+解釈中心)英語(文法の復習+解釈+長文中心)英語(ライティング+リスニング+演習中心)
数学(中学数学+IA)数学(IA・IIB)数学(IIB・III)数学(III・演習)
学校の勉強を頑張る。理科(1科目目)理科(1科目目+2科目目)理科(2科目目+演習)
学校の勉強を頑張る。学校の勉強を頑張る。共通テスト対策
学校の勉強を頑張る。
超理想的な理系上位生の学習スケジュール
この表をもとに文系の人は国語・社会などに置き換えて考えてみましょう。

★ 国公立医学部志望者は『中3の2学期』くらいからマジで鬼勉強する。

それでも,上記のものはあくまで参考です。ご自分の状況に合わせて取り組んでください。

学年別はなかなか難しいです。とくに昨今,語学学習の状況は百花繚乱であり,総花的に説明してもヒットしない場合があります。ですので,いまの自分の状況に合わせてくださいね。

現時点で中1〜高1の人は『文法』を中心に学習を進めよう。『文法』が半分くらい進んだから『解釈』を同時並行させよう。

学校などがある日は,『単語学習』は『小テスト』や『定期テスト』・『模試』・『英検などの資格試験』などの準備程度でOKだと思います。部活などがある人は毎日+αでやるのは無理でしょう。なので,長期休暇になったらハイパー時間をかけましょう

現時点で高2以上の人は,先の表を自分の今置かれている状況にあわせて作り直してみよう。

『志望大学・学部学科』,さらに現時点で『順調か』『ヤバイか』によっても変わりますので,十把一絡げには言えません。河合塾生の方で,もし自分の状況がわからない場合は質問を来てください。

では,次です。ここからは,『学年別』ではなく『国公立』『私立』『文系』『理系』で分けて解説していきます。

公立系➖
順調だという人:夏休みの終わりまでに『解釈』と『正誤』が一通り終わっていたい。ハイパー順調なら,高2の終わりまでに『解釈』を一通り終わらせたい。夏の前までに苦手な部分だけ復習してもよいし,『解釈』が大丈夫だと思うなら,高3のゴールデンウィークあたりから『正誤』に取り組んでもよいでしょう。

なぜなら,高3の夏休みの最後の方で『早慶の過去問』がやりたいから!(河合塾の模試で偏差値67.5以上くらいなら取り組んでもOKかな)。高卒生で順調に学習が進んでいる人はぜひ早慶の過去問を解こう。

また,順調な人は,夏休みに共通テストの理科対策を少しずつ始めよう。

夏休みの最後の方で『早慶の過去問』をやりたい理由は,・・・
❶ 秋,10月下旬から11月上旬は『オープン系模試』がやってくるのでやはり2次対策をしたい。
❷ しかし,『オープン系模試』が終わると2〜3週間くらいで『早慶オープン』がくる。さらに,それが終わると2週間くらいで『共通テストプレテスト』がやってくる。(▶︎ 2020年のコロナ禍においては,とくに2次・私大でも使う科目に関しては,共通テストは大学入試の情報がきちっとリリースされてから準備し,『プレ』で弱点を洗い出して,そこから一気に対策を進めればよい。もちろん2次・私大で使わない科目においては,夏くらいから普通に勉強はしておきたい。これも,自分の成績状況をもとに自分の担当の先生とよく相談してください。)
❸ 2週間で早慶対策をするとなると,かなりの数の受験生は焦ってしまって思ったように取り組めない。また,できなかったときの精神的ダメージが大きい。さらに,改善点が見えても修正する時間がない。
❹ だから,高3の夏のおわりくらいに1学部5年分くらいを連続で解いて『長さへの恐怖心克服』・『時間配分の設定』・『改善点・弱点』などを考える。

そうすると,2学期からの授業・講義が『過去問』を意識しながら,取り組めるようになります。

 ➡︎ 過去問の取り組み方(準備中)

ヤバイという人:単語をとにかく勉強する。毎日ひたすらやる!夢に出るまでやる!!長期休暇は1日3時間から4時間くらい取り組む!!!『1日1長文』とかどうでもよい!単語もわからない人が『長文』に取り組んでも『知らない単語,マーカーで塗って終わり』です。『単語帳』+『解釈長文系の問題集』(登木先生の著書(https://amzn.to/3hkQq7Thttps://amzn.to/3d0SKxa))をやって,あとは他の科目とのバランスを整える!これで模試を受けたりしながら,微調整!
公立系➖
順調:文法・正誤・解釈を徹底的に進める!解釈は『下線部和訳』などが出題される大学を受ける人はやっておくべき。だが,重たい下線部和訳が出題されないのなら登木先生の本などだけでOK。正直,センター試験の時代なら『死ぬほどセンター英語をやれ!』とアドバイスしていました。一部の旧帝大は『要約』・『作文』・『解釈』などの準備が必要ですが,基本的にセンター英語ができれば相当戦えます。

しかし,共通テストの英語は『仕上げ用の練習素材』みたいな感じなっていますよね。しかも,『食べログのレビュー』みたいなものを一生懸命練習して,『国公立大学』に役立つとはあまり思えません。もちろん『fact』と『opinion』の区別はすごく大事な発想なんですけどね。

なので,理系生は『数・理』を,命をかけて勉強する。もし数理がヤバイなら英語はちょっと禁欲して『登木先生の著書』や『センター試験の過去問』『共通テストの問題集』などをやって練習するといいかもしれません。(大学に入って数理ができない理系生って『ハイパー塵』でしょ。本音の本音でぶっちゃければ,大学に入った後,理系生にとって英語なんてのはDeepL先生やgoogle先生を使えば“なんとか”なります。)

数理が順調で,科目全体のバランスもよいなら,夏休みの終わりあたりで,共通テストの国語・社会,早慶上智理科大などの過去問を解いてみてもいいと思います。

ヤバイ:アレもコレもと欲張らないように!英語は単語を中心にして学習すればよい!長期休暇の間,英単語の『1日合計学習時間が3時間から4時間くらい』になるようにしましょう。あとは数理に命をかける!ここで,数理が弱いと私立理系の抑えが効かなくなってしまいます!勉強の割合は『自分の状況』と『志望大学』との『差』から考えましょう。
系➖
順調:英語は単語に命をかける。長期休暇の間,英単語の『1日合計学習時間が3時間から4時間くらい』になるようにする。同時に『文法学習』も進めて,『英文法』の1/3くらいまで進んだら『解釈』も並行させる。無理に『長文』に手を出す必要はない。テキトーに『長文』をやるくらいなら,『正誤』をやって欲しいと思います。他の科目もそろそろバランスよく学習する。経済系志望の人は数学をめちゃくちゃ頑張る!

ヤバイ:やっぱり英語は単語に命をかける。順調な人と同じ!長期休暇の間,英単語の『1日合計学習時間が3時間から4時間くらい』になるように!あとは社会と国語,まずは好きな方を頑張る。学校の定期テスト,一夜漬けでもよいからやっておく!『捨てる』のだけは禁止!
系➖
順調:英語は『単語』を中心にして,『文法』と『解釈』を同時並行させる。どうしても時間がない場合は,どちらかに絞ろう。そして,3年生になって理科のしわ寄せがないように数・理をめちゃくちゃ頑張る。

ヤバイ:理系は国公立と私立ではあまり勉強のスタイル自体は変わらない。英語は単語を中心にして,数・理を頑張ろう。

ここまで読んでくれた頑張り屋さんで,『マジか…無理じゃん…』って途方にくれてちゃって,困りすぎちゃって,どうしていいかわからない人へ

で,結局,何をやればイイですか?

迷ったら『単語・文法』をやりましょう

時間がある人は『解釈』をやる。時間がない人は『過去問』などで鬼練習する。(リスニング・エッセイライティング/和文英訳は受験する大学によります。志望校の入試情報をチェックしておくこと!河合塾生,マナビス生はチューター・アドバイザーとよく話し合っておく!)

紹介された問題集はいつまでに終わればいいですか?

出来る限り早く!

やり方次第では高3の夏前くらい(このときに相談に来た学生の多くは河合塾全統模試の偏差値48〜53くらい)からはじめてでも間に合って早慶合格者・国公立合格者もいる。(とくに国公立は志望学部・志望学科などによって相当『英語』の重要度が異なるから,逆転も大いにありうる!だから,簡単に諦めない!)

過去問はいつから始めますか?

人による!

ハイパー順調な受験生なら夏休みからという人もいるだろう。でも,他の科目とのバランスを優先せよ!多くの受験生は高3の10月,11月くらいから過去問を解き始めるだろう。なかには1月後半からになる受験生もいます。個々人で状況が違うのでアドバイスが難しいところ。困ったら,担当の先生とよく相談すること!

最後に…

やはり『スケジュール』というのは個人の状況が色濃く反映されるところなので,『これこうやっておけばよい』などというのは大変難しいですね。上記の内容を叩き台にして『自分のスタイル』を育んでいってください!

今日はここまでです。

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